宝塚プチレコード

 13cm四方の紙にビニールをコーティングしたソノシート仕上げのレコードです。昭和32年12月号の歌劇誌から昭和34年1月にかけて、当時の出版物の告知のページを見ると、この<宝塚プチレコード>というのが宣伝されている。説明には「ビニール製の可愛い簡昜レコード(四十五回転)」と書いてある。2種類出ていたようで、最初に『ワルツ宝塚(大倉玉子)』『すてきなあの娘(明石、松乃、高羽)』の2曲入りが発売されたようだ。定価は60円。(当時の歌劇誌が90円)昭和33年の5月号あたりから、もうひとつの『ばらの宝塚/さよなら皆様(淀かほる)』が宣伝されているので、最初のやつより少し遅れて発売さてたようである。歌劇誌でその<プチレコード>なるものが存在することは知ってはいたが、長いこと実物を見る事ができなかったのだが、最近そのうちの一枚を入手することができました。裏には歌の歌詞が載っている。「発売 宝塚歌劇団/製造 松下電工株式会社」<宝塚 歌の花束 No.2>と書いてある。No.3以後が発売された様子はない。宝塚が主題歌のシングルレコードを発売始めたのが昭和33年の8月頃で、その前はまだ78回転のSP盤だったので、シングル盤を発売し始める前に実験的にこのレコードを出してみたのかもしれない。

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