幻の宝塚グッツ

TAKARAZUKA Star Soap

 昭和36年1月の大劇場のプログラムの中に見つけた石鹸の広告です。その名も「スターソープ!」(そのまんま....)<宝塚の新名物>とうたっております。もし「アド街ック天国」で宝塚市を扱ったら、きっと薬丸印の新名物になったかもしれないこの商品。宝塚スターの写真が印刷?されていて、いくら使っても、その写真が残っているらしい。金太郎飴状態なのだろうか?自分はこのような商品を今まで見た事がないので、いったいどういう製造方法で写真がずっと残っているのか見当がつかない。<美麗化粧箱に三ケ入りで¥100>と書いてある。当時の大劇場の一番安い席が¥100であったから、それほど高いもんでもなさそうです。<大劇場売店、宝塚ヘルスセンター売店、東京宝塚劇場売店>でしか売っていなかった様子。写真の石鹸は寿美花代である。この広告が載っていたプログラムは「華麗なる千拍子」で、人気が絶頂期の頃なので、広告にも寿美花代のやつを載せたのでしょう。いったい何種類ぐらいあったのだろう?代表的なスターの分ぐらいは発売していたのかもしれません。しかし洗面所やお風呂に入ってまで、宝塚スターの事考えていたいものだろうか?石鹸は消耗品なので、古道具や骨董市で見つかる可能性は低いはず。まさに幻の宝塚グッツである。

春日野八千代あめ

 宝塚には色んなグッツが売られいてますが、これにはビックリでした。「春日野八千代あめ」ですよ!フルネームでネーミングするところが豪快です。春日野さんはこの頃すでに専科の上級生ですが、各組に出演しては主役をはってる時代で、まだバリバリの現役という頃でした。彼女の当たり役の光源氏の写真がパッケージのようで、色んなサイズが売られていた模様。この広告からでは、一体どんな飴だったのかわかりません。イメージでは、黒飴とか抹茶味の飴を想像します。それとも金太郎飴みたいに、どこを割っても光源氏の顔だったりして。昭和38年頃のプログラムにこの広告が載っています。一体いつまで製造されていたのでしょう?歌劇せんべいはともかく、後にも先にもスターの名前の飴が売られたのはこれだけではないでしょうか?榛名由利飴、鳳蘭飴、天海裕希飴なんて作られなかったし。

(<おもしろスクラップ>の方にあったこの記事をこちらに移しました!)

宝塚クロック
 1976年6月号あたりから「歌劇」誌にしばらく載っていたこの広告。目覚まし時計である。製造元の<モダン時計>なんて聞いた事がないが、あまり大きいメーカーとは思えない。ゼンマイ式と電子式の2種類あったようで、電子式のがゼンマイ式の倍の値段で¥7000もした。東京宝塚劇場のA席が2500円の時代である。「貴女の憧れを時計に表現してみました」と書いてあるけど、時計のフタにスターの写真を貼っただけという感じがしてならない。この頃は最初のベルばらブームの真只中の頃なので、5種類ある内4種類はベルばらの写真である。フェルゼンの鳳蘭、オスカルの汀夏子、アンドレの榛名由利、女装したオスカルの安奈淳、そして普通の宝塚風として「屋根裏の妖精たち」の鳳蘭のスーツ姿のやつもある。(自分だったらこれがいい!)しばらくの間「歌劇」誌の後ろに載っていたが、どれぐらい売れたのだろうか?

特製ファイル

 左の広告は1978年11月号の歌劇誌/右は1979年4月号の「宝塚グラフ」に載っていたものです。「★このファイルは、穴あけや、糊づけせずに、汚さず美しく保存できます。★公演プログラム、主題歌集もこの1冊で1年分収納できます。★学習用、事務用、あなたの工夫で色々に活用できます。」という説明が書いてありますが、平たく言えば、ただのルーズリーフファイルです。白いカバーに[TAKARAZUKA REVUE]と書いてあり、花月雪星のマークがあしらってあります。これ一冊に1年8公演の大劇場のプログラムと主題歌集、他好きな物を入れて保管せよという物です。これで一冊定価¥800!今ならもれなくもう一冊ついてこなくてこの値段である。20年以上前の値段にしてはけっこう高いと思う。プログラムを集めている自分は当時このファイルでコレクションを整理したいと一瞬思ったが、すでに沢山のプログラムを所有していたので、とてもじゃないがこの値段で何冊も買えないと思ったことを記憶している。それほど魅力的なデザインでもないし。まあもしかしたら当時文房具屋で気のきいたデザインのルーズリーフファイルがなかったのかもしれない。一つ思った事は、この商品は東京のファンを完全に無視していたと言う事。このファイルのサイズはB5版である。東京のプログラムはA4版で大きいから入らない。東京のファン用にA4版のファイルを販売しようとはしなかったのである。もっともこのファイルがヒットしていれば、のちにA4版の販売も実現していたのかもしれないが。少なくても自分は下の写真の様にファイルを持ち歩いている人を見た事はなかった。
A子「ねえ!今日「愛あればこそ」の主題歌集持ってきてる?」B子「もちろん!あそこに座っていっしょに歌いましょう。」C子「私「風共」のプログラム持ってきたから、セリフ読みしましょう」A子「私スカーレットね」B子「あらA子は声が低いからレットがお似合いよ」C子「あたしメラニー」A子「あんた娘役には背が高すぎると思うけど...」

 ハンカチーフ

 これは自分が血迷って買ったとしか思えない代物。ハンカチーフです。上の二つは宝塚歌劇60周年記念の年に作られてもので、左側が鳳蘭の写真とサインとイラストが印刷されています。右側は小林一三著の「清く正しく美しく」と書かれた字が印刷されている。サテン生地でツルツルしている。左下は「ベルサイユのばら」のアンドレ(榛名由利)とオスカル(安奈淳)がカラープリントされている。自分の記憶が正しければ、ファンになり立ての中1ぐらいの頃、有楽町のふじやブロマイド店で購入している。自分が宝塚を見出したのが61周年目からの年なので、きっとふじやのおじさんが、僕がいつも古い物を探し求めて買っていくから、店の隅から出てきた余り物を僕に薦めてくれたのだと思う。ベルばらの方はまさにリアルタイムな商品として買っている。こんなものまでとってある自分が素敵である。

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